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mihotomita

枯れゆく花こそ

私が枯れた花を撮る理由と、その魅力について書きました。




写真の練習に花を撮り始めたのですが、花にも人と同じように個性があり、その美しさを表現するためにどのような角度から、どのような光で撮るかを考えることは、やはりとてもスキルアップに繋がると思います。


花とだって会話してコミュニケーションを取ることはとても大切です。生き物ですから。


お花屋さんに行って、どういう角度で、どういう表情が美しいかというイメージが湧いた花を買って帰って撮影に望みます。どうにも迷った時は「我が家に来たいひとー!(花だけど)」と心の中で花たちに問いかけて、手を挙げたひと(花だけど)を買って行きます。


最初の頃は色々な種類の花を買って撮影していましたが、枯れた花の魅力に取り憑かれてからは撮影頻度が減っていきました。それもチューリップを撮ってからは特に。


あの美しさを目の当たりにしてしまったら、仕方ないと思います。あまりにも美しくて、ため息が出るほどですもの。


これならいっそ、私はチューリップ写真家と名乗ってもいいのではないかとさえ思い始めました。最期の瞬間の、あの儚さや美しさはとてつもないんです……。


私にとっては花の葬送儀式でもあります。


ただ花が枯れるのを待つのではなくて、同じ時を過ごしたものが迎える最期を共に見届けている感覚です。



毎年チューリップを送ってくれるお友達の家に遊びに行ったら、ちょっと前に咲いていたチューリップが枯れていました。


私のためにと、そのまま取っておいてくれたそう。やっぱり綺麗だなあ。


手持ちのコンデジで撮りながら、愛でてきました。



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